柴田 精一「新作展」

柴田 精一「新作展」

ギャラリーヤマキファインアートは、 5 月 30 日(土)から 6 月 27 日(土)まで、柴田精一「新作展」を開催いたします。本展はギャラリーヤマキファインアートでの 2 度目の個展となります。

柴田は 1984 年、香川県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了後、関西を拠点に活動しています。紙のように折れ曲がったレリーフや、切り紙を重ねた「紋切重」シリーズなど、独自の方法によって平面と立体の境界を探る作品を制作しています。  

本展では、身近な人物や動物、町の風景などをモチーフに制作した一連の最新作を展観いたします。柴田は、自分が 12 歳のときに身近で起こった「神戸連続児童殺傷事件」を発端に、それ以降、世の中で起こる同じような出来事に注目してきたと言います。この出来事は、彼のこれまでの生活や、ものの見方、イメージにまで強い影響を及ぼしました。事件があった町の集合団地で生活し、また近年彼が自らの家庭を持つという変化のなか、柴田のまなざしはそのような事件や、自分たちを脅かす自然災害にまで向かうようになりました。自らの生活に豊かさや愛着を感じる一方、そこには均質的な都市郊外での生活があり、さらに様々な拭いきれない不安や恐れが潜んでいる。こうした主題を、多角的かつ深く、立体的に表現するために、本展では折れ曲がったレリーフをはじめ、切り紙、木版画、張子、絵画といった様々な技法で迫っていきます。本展は柴田のこれまでの集大成であり、これからの新しい試みを同時に見せようとする意欲的な展覧会です。柴田の最新作を是非この機会にご覧下さい。  


【主な個展】
2022「柴田 精一 展 / 手の意思」KOBE STUDIO Y3、神戸
2019「柴田精一 新作展」ギャラリーヤマキファインアート、神戸
2015「柴田精一展」ギャラリーヤマキファインアート、神戸
2012「ねじれ世界をねじあける」ギャラリーほそかわ、大阪
2011「柴田精一展」ギャラリーヤマキファインアート、神戸

【主なグループ展】
2018「ARTISTS' FAIR KYOTO」京都府京都文化博物館別館
2011「画廊イチオシ・ニオシはこの作家」アートホール神戸(ギャラリーヤマキファインアート・ブース)
「ほんをさがして」ギャラリーほそかわ、大阪
2010「1 floor 2010 質朴/技術」神戸アートビレッジセンター、神戸
2009「visible and invisible」MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w、京都
【作者情報】
柴田精一
会期2015年05月30日(土) - 2015年06月27日(土) 休廊日 : 日・月曜日
開廊時間11:00 - 13:00 / 14:00 - 19:00  [最終日は17:00まで]
会場ギャラリーヤマキファインアート
所在地〒 650-0022 神戸市中央区元町通 3-9-5-2F
問合せTEL: 078-391-1666  FAX : 078-391-1667  MAIL: info@gyfa.co.jp
アクセスJR ・阪神 元町駅 西口より徒歩 1 分
料金無料