作家情報

三島 喜美代

三島喜美代は大阪氏出身の芸術家。
1950 年代後半から作家として活動を開始。1960 年頃から、蚊帳や毛布、新聞、雑誌など、身の回りの廃品をコラージュした平面作品を中心に制作、とくに新聞や雑誌、広告などの印刷物を好んで用いる。 1966 年にはシルクスクリーンの技法を導入。一方で同時期からシルクスクリーンを陶に転写する方法を独学で学ぶ。
三島にとって、自らの背丈を超えるほどの画面をコラージュで埋め尽くし、それに対峙することは、情報に埋もれてしまうという心理的危機感を具現化する行為である。それと同時に、切り貼りによって画面を構成し、絵具を塗り重ねる過程は、その不安や恐怖に立ち向かい、それを打ち返すほどの積極的なパワーを見出そうとする行為であったともいえる。
1971 年からは印刷物の活字をシルクスクリーンで陶に転写する立体作品を制作。それまでの平面作品のコンセプトおよび手法を継承する形で制作された作品群は国内外で高い評価を獲得、現在に至るまで制作される。「氾濫する情報に埋没する恐怖と不安」を表現する三島の作品は、莫大な情報の絶え間ない更新と廃棄によって翻弄される人間の危うさを問い続ける。「割れる新聞」「永続性を持った情報」によって象徴的に作品となった紙やゴミ。三島のコンセプトは陶という素材と結びつくことによってアイロニカルなユーモアを表現している。

作品情報

  • 作品名
    《Work-RB》
    サイズ
    163×132cm
    制作年
    1965
    技法・素材
    newspaper magazine acrylic on canvas
  • 作品名
    《Work63-C》
    サイズ
    180×130cm
    制作年
    1963
    技法・素材
    armyblanket newspaper magazine print
  • 作品名
    《TransfigurationⅡ》
    サイズ
    163×130cm
    制作年
    1962
    技法・素材
    newspaper magazine paint
  • 作品名
    夜の詩Ⅰ
    制作年
    1965
  • 作品名
    《Newspaper 95-B 》
    サイズ
    20x30x33cm
    制作年
    1995
    技法・素材
    ceramic
  • 作品名
    Box Postpak 17-2
    制作年
    2017
  • 作品名
    《Work-RB》
    サイズ
    163×132cm
    制作年
    1965
    技法・素材
    newspaper magazine acrylic on canvas
  • 作品名
    《Work63-C》
    サイズ
    180×130cm
    制作年
    1963
    技法・素材
    armyblanket newspaper magazine print
  • 作品名
    《TransfigurationⅡ》
    サイズ
    163×130cm
    制作年
    1962
    技法・素材
    newspaper magazine paint
  • 作品名
    夜の詩Ⅰ
    制作年
    1965
  • 作品名
    《Newspaper 95-B 》
    サイズ
    20x30x33cm
    制作年
    1995
    技法・素材
    ceramic
  • 作品名
    Box Postpak 17-2
    制作年
    2017

作者経歴

1932
大阪に生まれる
1951
大阪市立扇町高等学校卒業
1965
第9回シェル美術賞展(白木賞、東京) 佳作賞
1966
毎日美術コンクール賞(京都市美術館)
1974
ファエンツァ国際陶芸展(ファエンツァ、イタリア) ゴールドメダル受賞
1986
ロックフェラー財団(ACC)によりアメリカ・ニューヨークに留学(87年まで)