柴田精一「New Works」

柴田精一「New Works」(English) 《Untitled》  2016   wood, loess animal glue H350×W270×D160 mm

Seiichi SHIBATA

ギャラリーヤマキファインアートは、12月3日(土)から12月27日(火)まで、柴田精一新作展「New Works」を開催いたします。柴田は1984年、香川県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了後、関西を拠点に活動しています。弊廊においては3回目の個展となります。 本展で中心となる『無題』の連作は、柴田のデビュー作である切り紙の一連の仕事をより分析的に実践し、色彩を排除する代わりに立体的な創造へと展開したものです。柴田は制作者の手元で起こるある問題、「制作過程で起こるミス」を発想の起点として制作されたこれらの作品のなかに、制作上の思わぬ失敗に対してどう向き合うか、という芸術家の永遠の問いに対する、ひとつの答えの可能性を見出します。それは、「描くことを分解して考える」ということであり、制作工程を「小規模の造形」「選択・構成」「固定」の3つに分解するという方法です。このように柴田は自らの制作手法を客観的な視点で注意深く見つめ分析し、そこから導かれる実験的試みに身を投じることにより、その創作活動を新たな地平へと向かわせます。その過程では、解体と統合、観察と実践、部分の制作と全体の仕上がりといった、一般的な制作活動ではともすれば無意識のうちに流れてしまうような事象がどのようにあるのかを、柴田はひとりの造形作家として私たちに明確に提示します。そこには、あくまでも手仕事の作家であろうとする柴田の静かで力強い意志が感じられます。

本展では、2016年に制作された新作『無題』シリーズ30点を展示いたします。これまでの柴田の作品と比較すると、これらの新作においては、色彩が禁欲的に抑制されている一方で、作家の特色である複雑かつ繊細なレリーフの多様な表情が、観客に新鮮な驚きをもたらします。常に新たな表現の領域を開拓しようと模索する柴田精一の新作にぜひご期待ください。


会期2016年12月03日(土) - 2016年12月27日(火) 休廊日 : 日・月曜日
回廊時間11:00 - 13:00 / 14:00 - 19:00  [最終日は17:00まで]
会場ギャラリーヤマキファインアート
所在地〒 650-0022 神戸市中央区元町通 3-9-5-2F
問合せTEL: 078-391-1666  FAX : 078-391-1667  MAIL: info@gyfa.co.jp
アクセスJR ・阪神 元町駅 西口より徒歩 1 分
料金無料