作家情報

ブノワ・ブロワザ

ブノワ・ブロワザ

ブノワ・ブロワザはフランス東部のボンヌヴィルに生まれ、14歳まで同地で暮らしました。作家の故郷の名を冠する映像作品《Bonneville》は、おぼろげな町並みの記憶だけを頼りに描かれた約1,000枚のドローイングをアニメーション化した作品です。彼が肌で受け止めた感覚と体内に蓄積した時間の断片によって表された記憶のイメージの世界は、次第に見る者の記憶と交錯しはじめ、個別のストーリーを喚起します。クリスチャン・ボルタンスキーの目に留まった本作は、彼が発案した展覧会に出品されるなど、ブロワザの代表作の一点として日本でも紹介されました。
ボルタンスキーは本作について、「作者自身は自分の村のことを語っていても、見る者それぞれが『私の村だ』と思ってしまう。それがアーティストの作品の特徴だと思います。私たちの行為はすべて、個と集団との間にあるのです」と語ります。ブノワザの作品のコンセプトを端的に言い表したこの言葉は、本展でご紹介する2つの新作にも共通する重要なテーマを示しています。

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作品情報

  • 作品名
    Bonneville
    制作年
    2004
    技法・素材
    ビデオアニメーション
  • 作品名
    Bonneville
    制作年
    2004
    技法・素材
    ビデオアニメーション
  • 作品名
    Recollection #1 (ミロのヴィーナス)
    サイズ
    3.5cm
    制作年
    2017
    技法・素材
    粘土
  • 作品名
    Recollection #1 (ミロのヴィーナス)
    サイズ
    132×88 cm
    制作年
    2017
    技法・素材
    インクジェットプリント
  • 作品名
    故郷
    制作年
    2018
    技法・素材
    ゴム判
  • 作品名
    Bonneville
    制作年
    2004
    技法・素材
    ビデオアニメーション
  • 作品名
    Bonneville
    制作年
    2004
    技法・素材
    ビデオアニメーション
  • 作品名
    Recollection #1 (ミロのヴィーナス)
    サイズ
    3.5cm
    制作年
    2017
    技法・素材
    粘土
  • 作品名
    Recollection #1 (ミロのヴィーナス)
    サイズ
    132×88 cm
    制作年
    2017
    技法・素材
    インクジェットプリント
  • 作品名
    故郷
    制作年
    2018
    技法・素材
    ゴム判

作者経歴

主な個展

「Ghost Tokyo」ナント国立美術高等学校、フランス
「Les Témoins」ナント国立美術高等学校、フランス
「Bonneville」imagespassages、アヌシー
2007
「Pop-up」 Maison du livre, de l’image et du son、ヴィルバンヌ
2008
「Through the Looking-glass」エスパス・ヴァレ、サン・マルタン・デーレ
2010
「S comme Savoirs」 キャピュサン芸術センター、アンブラン、オンタリオ州
2011
パリ市立近代美術館 A380 plane's gallery(フランス)
2012
「Benoît Broisat」Frac Languedoc-Roussillon(モンペリエ)
2013
「If I Close My Eyes」Le Vog,フォンテーヌ現代アートセンター
2014
「El Museo Imaginario」Sala Rekalde(ビルバオ、バスク)
2016
「Pagan Poetry」(パブリック・アート)リュゼック、フランス
2018
「故郷」ギャラリーヤマキファインアート、神戸
2018
「Ordener」(パブリック・アート)パリ