生島は2003年に武蔵野美術大学油絵学科を卒業後、06年より出身の福岡を拠点に活動を行っています。絵画を中心に、パフォーマンスやインスタレーションなども手がけるなど、多岐にわたって活躍する気鋭の若手作家です。ギャラリーヤマキファインアートでの2度目の個展となる本展では、身近な人やものを主題にポップな色使いで重厚に仕上げた新作のアクリル画約10点をご紹介いたします。
生島国宜はこれまで、主に人物像を描いてきました。インターネットや本から無作為に選んだ作家自身に無関係でリアリティのない人物写真を絵画化することで、いかに存在のリアリティを引き出せるか試行錯誤を重ねてきました。その作業を通じて、生島は表現したいものがより明確になったと語ります。「何を表すのか、そのために何を感じるのか、毎日をどう暮らすのかというほうが今は作品の核です」という生島は、日々の暮らしから収集したインスピレーションをもとに、日常と非日常、現実と非現実の往来を描き出します。
2014年に開催したギャラリーヤマキファインアートでの1度目の個展から2年。生島は「何かの存在を描こうとした時期から、今は何かが在るという現象を描こうとしている」と自身の作品制作について語っています。生島国宜の新境地を、ぜひこの機会にご高覧ください。
【主な個展】
2023「生島国宜展 イカイジンの肖像」 清力美術館/福岡
2023「ナンガーキャッチ&リリース」@Aesop 福岡旧店舗/福岡
2021個展 coffee county/福岡
2020「さっぱりした多様性」ギャラリーヤマキファインアート/神戸
2017「生島国宜新作展」ヤマネアートラボ/福岡
2017「生島国宜展」sarasa design lab fukuoka/福岡
2017「08:03」/福岡市内某所
2016「生島国宜展」ギャラリーヤマキファインアート/神戸
2015「New Works by K.Ixima」 ヤマネアートラボ/福岡
2014「PORTRAIT」ギャラリーヤマキファインアート/神戸
2014「生島国宜展」 ミヤケファインアート/東京
2009「透明な薬」 ART TRACE GALLERY/東京
2007「ぼくは海を渡る」 IAF SHOP*/福岡
1999「ドモル展」 カフェシーサー/東京
【主なグループ展】
2024「アキレスと亀と旅ねずみ」operation table/福岡
2023「虚実往来」展 ギャラリーヤマキファインアート(神戸)
2020「VOCA展2020 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」上の森美術館/東京
2019「おとない -Sound/Visit-」展 福岡県立美術館/福岡
2018「藝術生活宣言 -だって楽しいんだもん!」九州芸文館/福岡
2017「ずとち」八万湯/福岡
2016「美の鼓動・九州:クリエイター・アーカイブ」 九州産業大学美術館/福岡
2015「N Collection:テセウスの船−鏡のあちらとこちら」Art Base 百島/広島
2014「Esprit Dior」絵画委託制作 玉屋ASビルEsprit Dior特設会場/東京
2013「シゲキバアルテ Vol.6」 シゲキバ/福岡
2011「穴とくだる」 旧大賀 AP スタジオ/福岡
2008「かのごしまメイキング」 能古島海岸/福岡
【作者情報】
生島国宜
会期2016年09月10日(土) - 2016年10月08日(土) 休廊日 : 日・月曜日
開廊時間11:00 - 13:00 / 14:00 - 19:00 [最終日は17:00まで]
会場ギャラリーヤマキファインアート
所在地〒 650-0022 神戸市中央区元町通 3-9-5-2F
問合せTEL: 078-391-1666 FAX : 078-391-1667 MAIL: info@gyfa.co.jp
アクセスJR ・阪神 元町駅 西口より徒歩 1 分
料金無料