1958年生まれ、パリ在住。
ルイ・ジャムは、1980年代初めのフランスの芸術運動 “La Figuration Libre” のメンバーであり、当初はジュリアン・シュナベール、アンディ・ウォーホール、バスキアといった有名なアーティストたちの写真を撮り続け、写真と絵画を混ぜた独特のスタイルで印象的なポートレイトの世界を創り出しました。
その後、パリのバルベス地区の路上で、そこで生活する一般の人々を被写体とした制作を行ないます。それらの作品では、階級や宗教といった社会的先入観にとらわれることなく、装飾的なペインティングの前に被写体を立たせることで、匿名の存在であった人々を物語の主人公へと変身させていきます。
90年代には、チェチェンやサラエボ、ガザなど紛争と災害によって荒廃する戦争地帯の国々で、特派員としての活動も行い、子供などの犠牲者たちの姿をカメラに収めています。
作品情報
作者経歴
1958
フランスのカルカソンヌに生まれる
パリ在住
主な個展
1986
「絵画-写真」 ニース美術館 (フランス)/ FIAC (パリ)
1989
「批判イメージ」パリ市立現代美術館
1992
「チェルノブイリ」 イヴォン・ランバート・ギャラリー(パリ、フランス) チュレ美術館/ クロワスト博物館 (チュレ、フランス). セビリア万国博覧会,フランスパビリオン(セビリア、スペイン)
1992
「Trois photographes pour une commande,」モンベリアル歴史博物館(モンベリアル、フランス)
1992
「Gitans et Bag People」ナップギャラリー(ローザンヌ、スイス)
1993
スペースポールボイエ(セート、フランス)
1993
「サラエボ」 メジャン教会(アルル、フランス)/イヴォン・ランバート・ギャラリー / ギャラリー・ドゥ・ジュール・アニエス・ベー(パリ、フランス)
1994
「ウィンターフェスティバル」サラエボ市内の壁(サラエボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ)
1995
「Intervention on public monuments」 (マドリード、スペイン)
1996
「サラエボ」 ダブリン市内の壁,(ダブリン、アイルランド)エリック・リナール・ギャラリー(ホーンハイム、フランス) /ワークス・オン・アフリカ(ウガンダ、タンザニア)/ ギャラリー・ドゥ・ジュール・アニエス・ベー(パリ、フランス)
2001
「Les Dolganes」ギャラリー・ドゥ・ジュール・アニエス・ベー(パリ、フランス)
2003
「アンソロジー」 ギャラリーRX, (パリ、フランス)
2004
「Brother [Irak],」ギャラリーGRX (パリ、フランス)
2004
「Photographies」Espace culturel de Vélizy(パリ、フランス)
主なグループ展
1991
第一回 リヨン現代美術ビエンナーレに出展
1994
「アートバーゼル25」ギャラリー・ドゥ・ジュール・アニエス・ベー (パリ、フランス)
1994
「チェルノブイリ」 FRAC(マルセイユ、フランス)
1995
フレンチインスティテュート(マドリード、スペイン)
1995
「Intervention on public monuments」(ストラスブール、フランス)