作家情報

本堀 雄二

本堀 雄二

使い古しの段ボールから仏像を制作する本堀。 その仏像は正面から見ると透過しているように見え、角度を変え、横から見ると段ボールの断片が立体的に浮かび上がってきます。 本堀は日常生活の中で人々の手によって消費された物(ダンボールや古紙、紙パックなど)を再生することに重要な意味を見出しています。それは環境問題やリサイクルといった言葉で語られるものではなく、仏教の”輪廻転生”の概念に近いものであるといいます。1995年に発生した大規模な地震、阪神・淡路大震災を経験して以降、本掘は新しい材料を使うことに抵抗を感じる様になり、身近に手に入り、加工の可能な段ボールという素材に辿り着きました。 「捨てる紙あれば、拾う神あり。」という合言葉を携えた彼は、用途を終えた段ボールから人々が崇める神仏を作りだすというギャップによって見るものの興味を刺激し、作品の持つ強さと尊厳がその心をとらえて放しません。

---------------------

作品情報

  • 作品名
    愛染明王
    サイズ
    36×17×h36.5cm
    制作年
    2018
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    帝釈天
    サイズ
    27×48×h62.5cm
    制作年
    2018
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    弁財天
    サイズ
    32×16.5×h40.5cm
    制作年
    2018
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    毘沙門天
    サイズ
    27×24×h74.5cm
    制作年
    2017
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    愛染明王
    サイズ
    36×17×h36.5cm
    制作年
    2018
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    帝釈天
    サイズ
    27×48×h62.5cm
    制作年
    2018
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    弁財天
    サイズ
    32×16.5×h40.5cm
    制作年
    2018
    技法・素材
    段ボール
  • 作品名
    毘沙門天
    サイズ
    27×24×h74.5cm
    制作年
    2017
    技法・素材
    段ボール

作者経歴

1958
兵庫県神戸市に生まれる
1983
愛知県立芸術大学 彫刻専攻大学院修了

主な個展

1987
シティギャラリー(兵庫)
1988
天野画廊(大阪)
1989
天野画廊(大阪)
1992
天野画廊(大阪)
1993
Gallery NAITO(愛知)
2002
トアロード画廊(兵庫)
2006
Gallery 北野坂(兵庫)
2008
ギャラリー白(大阪)
2009
ギャラリー白(大阪)
2010
ギャラリー白(大阪)
2010
INAXギャラリー(東京)
2010
「BUTSU」鎌倉長谷寺(神奈川)
2011
アートフェア東京:NANZUKAブース(東京)
2011
ギャラリー白(大阪)
2011
「BUTSU」鎌倉長谷寺(神奈川)
2013
「風神雷神」NANZUKA(東京)
2014
AISHONANZUKA(香港)
2017
「薬師堂」NANZUKA(東京)
2018
「Passion-みほとけ」ギャラリーヤマキファインアート(兵庫)

主なグループ展

1988
「現代木刻フェスティバル」(岐阜)
1989
「京都美術展」(京都)
1989
「天展」(奈良)
1989
「現代日本美術展」(東京)
1989
「大阪現代アートフェア'89」(大阪)
1990
「兵庫の美術家展」(兵庫)
1990
「現代木刻フェスティバル」(岐阜)
1991
「天理ビエンナーレ'91」(奈良)
1992
「兵庫の美術家展」(兵庫)
1992
「点線面1992」ギャラリーNAITO(愛知)
2009
「LEXHIBITION」LギャラリーF-1(愛知)
2009
「神戸ビエンナーレ2009」(兵庫)
2011
「シャッフル 白金アートコンプレックス」NANZUKA(東京)
2011
「神戸ビエンナーレ2011」(兵庫)
2012
「シャッフル2」アートフェア東京
2014
PRUDENTIAL EYE AWARDS(シンガポール)
2018
「リサイクルアート展2018」キタサン広場(北海道・札幌)
2019
「第22回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」川崎市岡本太郎美術館(神奈川)

主な受賞暦

2019
「第22回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」入選