1969年京都での最初の個展を皮切りに、日本では大阪、ドイツではデュッセルドルフに居住しながら、1988年にはベニスビエンナーレ日本代表に選出されるなど国際的な活躍を続けています。70年代の観念的な作品群から、近年とみに増えた国内外における野外彫刻の設置にいたるまで旺盛な創作活動に一貫するものは、木、石、布、金属といった素材を時として、多彩に配置し、空間の異化を生み出すことで人間の知覚の背後に潜む普遍的な力-重力や磁場-を作品を通して確認させようとする試みです。
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作品情報
作者経歴
1947
神戸市に生まれる
1969
神戸大学教育学部美術科卒業
主な個展
1977
アウスシュニッテ1「植松奎二」 デュッセルドルフ市立近代美術館/ドイツ
1980
「軸 – 経度 – 緯度」 P.S.1.ニューヨーク/アメリカ
1981
今日の作家シリーズ「植松奎二展 立体と写真」大阪府立現代美術センター/大阪
1984
「布と枝による構成」 ロッテルダム市立現代美術センター/オランダ
1988
第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ, 日本館(ジャルテーニ・ティ・カステーロ/イタリア)
1994
3rd 北九州ビエンナーレ(北九州市立美術館/福岡)
1997
「知覚を超えてあるもの」西宮市大谷記念美術館/西宮
2003
「身体と眼差しへの思考, ‘70sの写真・映像から新作まで」北九州市立美術館/福岡
2003
「地軸の傾きから」 国際芸術センター/青森
2005
「Axis – Latitude – Longitude」マールカステン美術家協会/デュッセルドルフ, ドイツ
2006
「時間の庭へ」西宮市大谷記念美術館/西宮
主なグループ展
2000
大地の芸術祭・越後妻有アート・トリエンナーレ2000(松之山町/新潟)
2009
神戸ビエンナーレ Kobe Biennale 2009 -港で出会う芸術祭ー神戸港