展覧会
中山明日香 展
2026年11月7日(土)ー 12月12日(土)
このたびギャラリーヤマキファインアートでは、「中山明日香展」を開催いたします。当ギャラリーでの7回目の個展となる本展では、全作品を新作で構成します。
中山明日香は、独自の創造力と鋭い着眼点で評価を高めてきた美術作家です。2008年「via art OSAKA 2008」でのdigmeout賞をはじめ、2010年の京都市立芸術大学作品展での市長賞、2021年「京都府新鋭選抜展」での京都新聞賞、2024年「亀高文子記念-赤艸社賞」などを受賞。2025年には日韓文化交流記念展に招聘されるなど、活動の幅を広げています。
Asuka NAKAYAMA, blow up, 2026, 65.2cm × 53.0cm, oil on canvas , ©Asuka Nakayama
中山は一貫して、人間が自然とともに生きながら、時に自らの都合でそれを支配しようとする矛盾した関係に目を向けてきました。新作《entangle》には、室内と自然が入り交じる、複雑でどこか不思議な風景が描かれています。人間が整えた生活空間に植物が入り込み、互いの領域を越えて絡み合う光景は、自然と人間の関係だけでなく、他者と共に暮らすことの複雑さも映し出しているようです。
中山にとって、日々の生活や子どもたちの成長は、制作と切り離せないものです。自分とは異なる意思や感覚を持つ存在と暮らし、思いどおりにはならない日常のなかで、互いに影響を与えながら生活をつくっていく。そうした経験もまた、彼女の描く世界に影響を与えています。
《entangle》には、「絡み合う」「もつれる」「巻き込まれる」といった意味があります。他者と関わることは、相手を自分の思いどおりにすることではなく、自分自身もまた変化していくことなのかもしれません。近づくことと距離を保つこと、共にあることと互いの領域を守ること。その揺れ動く関係は、家族だけでなく、自然や社会との関わりにも通じています。
異なる存在が絡み合う風景から、私たちと世界との関係があらためて見えてくるかもしれません。中山明日香が描く多彩な世界を、ぜひ会場でご覧いただき、それぞれの視点からお楽しみください。
Asuka NAKAYAMA, gem, 2026, 72.7cm × 72.7cm, oil on canvas , ©Asuka Nakayama
Asuka NAKAYAMA, gems, 2026, 72.7cm × 72.7cm, oil on canvas , ©Asuka Nakayama









